人を知るエンジニア

論理的思考で挑む、物流のDX。
チーフスペシャリストが語る、SGシステムの
AIソリューション

2016年入社・新卒(理系) SI第2事業部 AIソリューションU
エンジニア
衛藤 貫太
2016年入社・新卒(理系) SI第2事業部 AIソリューションU

AI技術で物流業界の問題を解決すべく、SGシステムへ

2016年にSGホールディングスへ新卒入社し、5年間はグループ内のさまざまな会社での勤務を経験しました。その後、自らの手で開発や研究業務を行えるSGシステムへ配属希望を出し、2021年に転籍に至りました。

現在所属しているのは、物流業界が抱える問題をAI技術で解決するAIソリューションユニットです。荷物の配送伝票に書かれた情報を自動的に読み取ってデータ化する「AI-OCR」の開発・保守を担当するほか、AI技術を使った新たなソリューションの企画や、R&Dも行っています。「AI-OCR」は手書きの文字を高精度で読み取ることができ、データ入力作業にかかっていた時間を月間約8,400時間短縮することに成功しました。すでに佐川急便で活用されており、グループ外の企業に展開しています。

ちなみに当社には、特定の分野で高い専門性を持つことで、マネジャーなどの管理職のキャリアではなく、専門性を評価され処遇される「スペシャリスト」のキャリアがあります。自分で手を動かす現場の仕事が好きだったため、私もこのキャリアを進みました。2023年に任命され、現在はチーフスペシャリストとして仕事をしています。

仮説と検証を繰り返し開発された、AIシステム

「AI-OCR」の開発プロジェクトは立ち上げ期から参加したのですが、当時はAIを扱ったことのあるメンバーがほとんどおらず、実は手探り状態でのスタートでした。仕様書も設計書もないため、「どう設計すればうまく動くのか」「どうすれば精度が高まるのか」と、正解がない中を進むのは大変でしたね。プロジェクトの共同開発パートナーであるフューチャーアーキテクト株式会社の力も借りながら、開発体制を少しずつ強化していきました。

そのときに役立ったのが、学生時代に培った「論理的思考力」です。私は大学で生物物理学の研究室に所属しており、「微生物が群れになったときにどのような動きをするのか」という物理現象を研究テーマにしていました。研究活動では「仮説を立てて、仮説検証の実験を行い、結論が出たらまた次の仮説を考える……」という経験を日々積んでいました。大学時代に実践していた、この研究プロセスの経験が、まだ結論がないAI技術の開発プロセスと非常に似ていたのです。

調査や研究から導かれるロジックを組み立てて、最適解を導き出すことの繰り返しの日々。「AI-OCR」の開発プロジェクトは地道な作業の積み重ねでしたが、その分、新しいシステムや新機能が完成したときには大きな達成感があります。そして、自分たちが開発した技術にお客さまが価値を感じていただき、さらに利用が広がったときのうれしさは格別です。

最先端技術を取り入れ、物流業界の未来をつくる

そもそも大学で生物物理学の研究をしていた私が、なぜ物流の世界に興味をもったのか。それは、「微生物」と「物流」に共通点を感じたからです。

生物物理学は、「生命がどのような物理現象を元に生まれたのか」という源流を探る学問。たとえば微生物は、1体でいるときと集団になったときで進行方向や動き方が変わります。他の微生物とぶつかることで、動きが制御されていくのです。「これは荷物が多いときと少ないときで効率のいい運び方が変わる、物流の世界でも同じようなことが考えられるのでは?」と思ったのです。他の業界にも当てはまりそうな見解ではありますが、物流業界は物理や数理からのアプローチが特に進んでおらず、問題解決の余地が大きそうだと感じました。

実際、SGシステムに入社してみて気づいたのは、想像以上に先進的な取り組みをしていることです。当社は単に既存システムの運用・保守だけを行う会社ではありません。最先端技術にアンテナを張り、未来に向け様々なR&Dも取り組んでおります。言うなれば、最先端ソリューション企業です。

スキル向上も、私生活の充実も、後押しする職場

SGシステムは、社員のスキルアップを後押しする制度や環境がかなり整っています。たとえば会社が推奨する資格の受験費用は会社負担で、オンラインの学習サービスも利用可能です。私もこの制度を使って、AI関連の資格を取得しました。さらに、得た知識を使って新しいことに挑戦すれば、しっかり評価してもらえるため、日々のモチベーションにもつながっています。

また、私生活が充実させられるのも当社の魅力です。私は昨年第一子が生まれたのですが、その際は2カ月ほど育児休暇を取得しました。上司や周囲のメンバーも育休の取得を応援してくれたので、ストレスは一切なく、育休に入ることができましたね。私が所属する部署は比較的在宅勤務が多くある為、子育てをしている者からすると非常にありがたいですね。「リモートワークばかりだと社員同士の距離が縮まりにくいのでは?」と思われるかもしれませんが、私が所属するユニットでは朝と夕方にその日の予定や相談事を共有するミーティングがあるので、その心配はありません。チャットでもよく雑談が飛び交っています(笑)。

今後の私の目標は、物流業界のAI活用をさらに広げることです。2024年問題をはじめとした物流にまつわる問題を解決し、今以上のサービス品質を届けられる未来を、SGシステムの技術で創っていきたいと考えています。最先端技術に興味をお持ちの方、新しいことに挑戦したい方は、ぜひ一緒に働きましょう!

1日の仕事の流れ

09:00
朝礼
日中
各種ミーティング、開発作業など
16:30
開発メンバーと夕会
※AI-OCRシステムを共同開発・保守しています。
17:30
ユニット(所属部署)の夕会

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