物流自動化ソリューション

物流業務を自社運営しているお客さまの庫内省人化・庫内業務自動化のサポートを行います。物流コンサルティングソリューションと連動した提案内容に基づいて、システムやマテハン機器販売、導入サポート(インテグレーションサービス)を行う物流自動化ソリューションです。

例えば、こんな「自動化倉庫」をコーディネート

物流自動化のメリット

物流を自動化することで多くのメリットをが期待できます。ここでは代表的な3つのメリットについて解説します。

業務の効率化

物流を自動化することで業務の効率化を図ることができます。システムやロボットなどで業務を自動化することにより、作業プロセスが効率化され、作業時間の短縮につながります。これにより、在庫管理や配送などの業務がスムーズに行われ、顧客へのサービス提供をより迅速に行うことができます。

人件費の削減

物流自動化は人件費の削減にも効果的です。システムやロボットの導入によって、一時的にコストの増加が見込まれるものの、人の手による作業が減少することから、長期的には人件費を削減するメリットがあります。
また、定型作業を機械が行うことで、従業員の負担が軽減され、労働環境の改善も期待できます。

作業品質の向上

物流自動化はヒューマンエラーを防止するため、作業品質の向上に寄与します。システムやロボットなどで作業を自動化することにより、人為的なミスや作業者の違いによる作業品質のバラつきを軽減できます。
さらに、データ解析に基づいた運用の改善が可能なため、より効率的かつ高品質な作業を実現できます。

物流自動化システムの例

物流の自動化にはさまざまな方法があります。ここでは代表的なシステムやロボット、機械について紹介します。

自動倉庫システム

自動倉庫システムは、自動制御されたシャトル台車などを用いて、入荷・入庫、保管、出荷・出庫など物流倉庫内の業務を自動化するシステムです。保管棚を高密度で高く積み上げることが可能なため、既存の空間を有効活用しながら保管量を増やすことができます。
また、自動倉庫システムを導入することで、ヒューマンエラーを抑制し、迅速かつ効率的に庫内作業行うことができます。

自動搬送ロボット

自動搬送ロボットは、入出庫対象の保管棚を下から持ち上げ自動で搬送する、ロボット掃除機のような形状のロボットです。自動搬送ロボットには、床などに設置した誘導体に沿って走行する無人搬送ロボット(AGV※1)や、AIやセンサーによる自律走行搬送ロボット(AMR※2)などがあります。
これにより、ピッキングや搬送作業の速度が上がり、生産性を高めることができます。

※1 AGV:Automatic Guided Vehicle
※2 AMR:Autonomous Mobile Robot

DPS・DAS・GAS

デジタルピッキングシステム(DPS※1)、デジタルアソートシステム(DAS※2)、ゲートアソートシステム(GAS※3)は、デジタル表示器を用いた庫内作業支援システムです。DPSはピッキング作業を、DAS、GASは仕分け作業を支援します。作業者はランプが点灯した保管棚へ行き、表示された数量を抽出・投入すればよいため、リストを確認し商品棚を探す手間が省けるほか、数量間違いなどのミスを削減できるメリットがあります。

※1 DPS:Digital Picking System
※2 DAS:Digital Assort System
※3 GAS:Digital Assort System

製函機・封函機

製函機・封函機は、出荷作業に欠かせない箱組・梱包作業を効率化する機械です。製函機は段ボールシートの組み立て成型を行い、封函機は商品を箱詰めした後の段ボールケースの上面にテープを貼ります。作業者の熟練度による作業品質のバラつきをなくすほか、製函機・封函機をセットで活用すれば、物流倉庫内の業務の効率化や省人化に、より大きな貢献が期待できます。

オートラベラー

オートラベラーは、荷物に送り状を自動で貼り付ける機械です。手作業による貼り間違いや、作業者の熟練度による作業スピードや仕上がりのバラつきをなくします。オートラベラーの導入により、物流倉庫内の作業の生産性向上と省人化が可能です。

ソーター

ソーターは、出荷時に荷物を顧客別・品種別・方面別などに分類する自動仕分け搬送装置です。ソーターシステムを導入することで、人を介さずに短時間で大量の仕分けを行うことができるようになります。目視作業で発生しやすいヒューマンエラーを抑制できることから、物流倉庫内の作業の生産性向上や品質向上に寄与します。

このような課題をお持ちのお客さまに最適です

  • WMSの見直しや基幹システムを検討したい
  • 庫内業務を自動化し省人化を図りたい
  • 自動化ロボット・マテハン機器の比較・検討をしたい
  • 庫内業務の自動化の実施にIT部門の人が足りない

物流自動化インテグレーションサービス

物流業務の最適化に向けては様々なベンダーのシステム(WMSなど)やマテハン機器を組み合わせることが多くあります。しかし、そういったシステムやマテハン機器は異なるインターフェースを持っていることが多く、複数ベンダーをコントロールして、連携・連動させることは容易ではありません。
当社の物流自動化インテグレーションサービスでは、お客さまに代わり当社がベンダーと折衝を行い、システムやマテハン機器の設計・テストから本番稼働までをコーディネートいたします。

自動化に必要なシステムやマテハン機器を複数ベンダーから調達

物流業務を自動化させる必要性

労働人口の減少やEC市場の拡大など、さまざまな要因から物流業務の自動化の必要性が高まっています。
荷量の増加や労働力不足が進む物流業界において、従来の人の手による作業やアナログ作業では、効率的な業務の遂行が困難になりつつあります。そのため、自動化技術の導入が求められています。
特に、EC市場の急速な成長に伴い、需要が増加している物流倉庫では、自動化によって倉庫内の作業フローを最適化し、迅速かつ正確な処理を実現できます。
また、アウトソーシングや業務プロセスの改善により、物流業務全体の効率化も可能です。これにより、企業はコスト削減や競争力の強化を図ることができます。
いまや物流業務の自動化は、企業の持続可能な成長に不可欠な要素であり、将来の競争力強化に向けた重要な戦略の一つとなっています。

物流の自動化を進める際のポイント

システムやロボットの導入だけでは、物流の自動化を成功させるのは難しいでしょう。
ここでは、物流の自動化を進める際のポイントについて解説します。

課題や目的の明確化

物流自動化を進める際に、まずは企業が直面している課題や自動化の目的を明確にすることが重要です。
例えば、現状の課題を可視化し、作業効率の向上や在庫の最適化、人的ミスの削減などといった具体的な目的を設定します。システムやマテハン機器の導入には多くのコストがかかりますが、目的を明確化することで、必要以上のコストをかけずに自動化を進めることができます。

最適なシステムや機器の選定

物流を自動化するシステムやマテハン機器にはさまざまな種類がありますが、企業のニーズに適したものを選定する必要があります。
例えば、AIやデータ解析を活用した効率的なシステムや、自動倉庫システムのような無人化や省人化に適したシステムなどがあります。機能や柔軟性、セキュリティなどを検討し、自動化の目的や導入環境に合った最適なシステムを選択しましょう。

コンサルティングの活用

物流自動化においては、専門家によるコンサルティングを活用することが効果的です。自動化技術の豊富な知識や経験を持つ物流の専門家が、現状を多角的に分析・診断し、最適なシステムやマテハン機器を提案してくれます。
さらに、導入から運用までをサポートしてくれるため、スムーズな移行が可能です。

導入後の検証と改善

物流自動化システムの導入後は、定期的な検証と改善を行いましょう。システムやマテハン機器の稼働状況や利用状況、効果などを評価し、導入目的の達成に向けて問題点や改善の余地を探ることが重要です。
その結果をもとに、システムやプロセスを改善していくことで、物流業務を最適化することが肝要です。

物流自動化ソリューションの導入事例

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物流自動化のよくある質問

Q1

倉庫のリニューアルや新設といった、倉庫自体の相談もできますか?

はい、可能です。
また、自動化機器・マテハンの導入だけではなく、倉庫の移転や増築なども含めたトータル提案も可能です。
なお、配送やバックオフィス業務の効率化などのソリューションもご用意していますので、お客さまのビジネス・ご要望に合った最適な組み合わせをご提案します。

Q2

相談・見積は無料ですか?どこまで相談できますか?

現地調査は無料です。
また、他社の見積内容の妥当性評価などもご相談を受け付けています。
なお、お客さまの資料やデータをもとに分析する場合は有料となりますが、ご納得いただける内容になるまで、真摯にご相談をお受けします。

Q3

予算内に抑えた提案や、特注などの提案をしてもらえますか?

はい、可能です。お客さまのご状況(物流状況、課題、予算など)を簡単にヒアリングさせていただいた後、お客さまに適切な提案を複数パターンご用意します。
また、お客さまの現場業務に応じたオーダーメイドも提案可能です。

Q4

導入後のアフターサポートにはどのような内容がありますか?

定期的な保守点検、トラブルシューティング、ソフトウェアのアップデートなど、システム・ハードのライフサイクルに応じて長期的なサポートをご提供します。
また、導入したシステムだけでなく、後続システムの計画支援なども可能です。